令和6年度「8020よい歯の長寿賞」表彰を行いました。

8020”は“ハチ・マル・二イ・マル”と読み、 「8020運動」とは“80歳になっても20本以上自分の歯を保とう”という運動です。平成元年、厚生省(現・厚生労働省)と 日本歯科医師会が提唱し、 これまで推進活動を行ってきました。
なぜ、80歳で20本という数字を掲げたのでしょう?
その理由は、永久歯は28本(親知らずを除き)ありますが、このうち少なくとも20本以上自分の歯があれば、ほとんどの食物を噛みくだくことができ、おいしく食べられるからです。
つまり、 “高齢になっても20本以上自分の歯を保ちましょう” というのが、その主旨です。
鶴岡地区歯科医師会では、これまで80歳で20本の自分の歯をお持ちの方を対象に、鶴岡市・三川町・庄内町と共催で広報などを通して参加を募り、毎年表彰してきました。
本年度の「8020よい歯の長寿賞」の受賞者が決まり、11/2(土)に毛呂会長が受賞者代表3人のご自宅を訪問し、表彰状を手渡しました。
33回目の本年度は194人が受賞され、受賞者のお名前は11/9(土)付の荘内日報に掲載されました。
鶴岡市、三川町、庄内町の代表の方は、「若い頃から歯間ブラシを使っている。歯科医院で勧められたフッ素入りの歯磨剤も使って自分の歯で食べ続けたいと思っている」「かかりつけの歯科医師・歯科衛生士のおかげで歯を保っている。歯磨きについてはしっかりと心がけている。自分の歯でなんでも噛めるのは幸せだ」「歯は健康の入り口。寿命が伸びたのも歯科医師のおかげだと思うし、健康寿命を延ばすつもりで歯を大事にしている。」とコメントされていました。
歯科医療は「食べる」「会話する」という日常の生活を送るうえで欠かせない営みを守る「生きる力を支える生活の医療」です。
気軽に相談に乗ってくれたり、指導をしてくれる 「かかりつけ歯科医」を持ち、定期的に歯の健診を受け、歯を失う原因となるむし歯や歯周病を早期に発見し、早期に治療を受けるように心がけましょう。